昨年の西日本豪雨の被災者らで結成した災害支援団体が、8月に記録的な大雨に見舞われた佐賀で支援するため倉敷市真備町から現地へ出発しました。
佐賀県で炊き出しなどのボランティアをするのは、被災地支援を目的に活動するNPO法人「災害支援団ゴリラ」のメンバーら約15人です。
簡易トイレや毛布などの物資を車に積み込みました。
(災害支援団ゴリラ/茅野匠 代表) 「(倉敷市真備町と)一緒としか思えなかった、水害だったし」
代表の茅野匠さんは、昨年の西日本豪雨の発災当初から倉敷市真備町で支援活動を続けています。
豪雨のひと月後にはカフェを開き、無料で飲み物などを提供。今年7月には、豪雨からの復興を願うイベントも企画しました。
今年3月に「災害支援団ゴリラ」を立ち上げ、真備町の被災者らもメンバーに加わりました。
(豪雨で自宅が全壊/大土弥生さん) 「去年自分が被災した時に、避難所で料理とかしてもらってご飯食べたりとか、皆に元気をもらったので」
(茅野匠 代表) 「やっぱり炊き出しニーズと居場所ですね、話すこと。ゴリラカフェをやって、01コーヒーを飲んでいただいて皆さんが世間話をしていただければ、少しは心のストレスの軽減にもなるかな」 茅野さんらは、3日夜から1週間ほど佐賀県大町町に滞在し、避難所で炊き出しをしたりカフェを開いたりする予定です。