障害者の雇用をめぐって、中央省庁や全国の自治体で「水増し」などが問題となっています。香川県も雇用率の算定を誤っていたことが分かりました。
(香川県の謝罪) 「県の障害者雇用の状況について、ご心配をかける事態になったことをお詫び申し上げます。このたびは申し訳ございませんでした」
香川県の知事部局と病院局は、これまで障害者の雇用率について、正規職員に占める割合を算定していました。
しかし障害者雇用促進法では、正規職員に再任用や嘱託の職員も加えて、雇用率を算定するよう定めています。
香川県の今年6月現在の障害者雇用率は2.49%で、法定雇用率の2.5%をほぼ満たしています。
しかし再任用や嘱託も加えて算定した場合、2.5%を大幅に下回る可能性があるということです。水増しはありませんでしたが、1977年から算定を誤っていた可能性があるということです。
香川県では「法律の理解不足が原因。正確な障害者雇用率を把握し、法定雇用率を満たすよう努力する」と説明しています。