台風21号は正午前から香川県を暴風域に巻き込みました。
JR、空の便、フェリーなど交通機関が乱れたほか、けが人も出ました。
(記者リポート@高松港・正午) 「午後0時の高松港です。かなり大粒の雨が降っています。また、時折ゴーっという音とともに強い風が吹いていて波もかなり高くなっています」
高松市では、50代の女性が風にあおられ転倒し、軽いけがをしました。
さぬき市では空き家1棟が倒壊しましたが、けが人はいませんでした。
一方、坂出市の瀬戸中央自動車道の上りでは強風によりトラックが横転しました。 けが人はいませんでした。
高松市ではソーラーパネルが風に飛ばされたほか、カーブミラーが根元から倒壊しましたが、いずれもけが人はいませんでした。
(記者リポート@東かがわ市) 「午後1時の東かがわ市湊川です。茶色く濁った濁流とともに木々が流れています」
香川県では各地で避難指示や避難勧告などが発令され、避難所に身を寄せる人の姿が見られました。
(避難した人はー) 「すごい怖い。避難してきてよかったと思います」 「(近くの)市役所へ来たんやけど、帰るに帰られん」
交通機関も乱れました。 JR四国では、管内全ての列車が運休し、運転再開のめどはたっていません。(4日午後6時現在)
(訪れた人はー) 「今から東京に帰るところだったんですけど止まっちゃって。待つしかないですよね」 「横浜に帰る予定です」 「この後、夜行バス予約しているのであしたの朝着くような感じです」
高松空港でも多くの便が欠航しましたが、午後5時40分発の東京へ向かう便が運航したほか今後も運航予定の便があります。
一方、高松港を発着するフェリーと高速艇は終日欠航の見通しです。
高速道路は、高松道の志度―鳴門インターチェンジ間が通行止めとなっています。
瀬戸中央道は坂出―児島インターチェンジ間で二輪車が通行止めとなっています。