ノーベル生理学・医学賞の受賞が期待される京都大学大学院教授の森和俊さんが、倉敷市で母校の後輩に自身の経験を話しました。
講演会は倉敷青陵高校の創立110周年を記念して開かれました。
森和俊さん(60)は、細胞の中にある小胞体の働きなどを約30年間研究していて、今年のノーベル生理学・医学賞の受賞が期待されています。
森さんは大学時代、第1希望ではなかった工学部で分子生物学に出会い、生物研究に興味を持ったと話しました。
(京都大学大学院/森和俊 教授) 「第2希望に入ったからといって人生絶望が待っているわけではなくて、気持ちを切り替えてまた色んな情報を収集して、またやりたいことがきっと見つかると」
そして後輩たちにやりたいことを見つけたら継続してほしいとエールを送りました。
今年のノーベル生理学・医学賞の受賞者の発表は10月1日午後6時半ごろです。