1歳のお誕生日をお祝いする特別なケーキができました。高松市の洋菓子店で、1歳の赤ちゃんでも食べられる体に優しい素材で作ったバースデーケーキが発売されます。考案したのは、子育て中のパパ・ママパティシエです。
1歳のお誕生日。親にとっても子にとっても特別な記念日です。そんな、生まれて初めてのお誕生日をお祝いするために作られたのが、「はじめてケーキ」です。
高松市の洋菓子店「ルーヴ」で、15日に親子試食会が行われ、4カ月から3歳3カ月の子どもと、そのお母さんたち10組が、一足早くケーキを味わいました。
(生後9カ月・人生初ケーキを試食) 母 「あーん」 子 「・・・。」 佐田「なんとも言えない表情で」 母 「そうですね、初めて食べたので(1歳のお誕生日に)ケーキがあると、よりお誕生日を迎えたっていう感じや雰囲気を写真に残せるので、やっぱりケーキがあるとありがたい」
(1歳9カ月の子どもはー) 佐田「おいしい?」 子 「おいしい」 母 「(1歳の誕生日は)この子用に食べられる素材で手作りしたのを食べさせて、大人は購入して別で食べた感じなので、これだったら一緒においしいねって言いながら食べられるなあと思って」 「はじめてケーキ」は、通常のケーキだと赤ちゃんの体に負担になってしまうことや、SNSの影響で「子どもの誕生日に写真映えするケーキが欲しい」との要望が増えていることから、1歳の赤ちゃんでも食べられるケーキをと、パパ・ママパティシエ6人で開発しました。
スポンジ部分には香川県のブランド米「おいでまい」の米粉やきな粉を、砂糖の代わりにてんさい糖を、そしてクリームには豆乳を使うなど、体に優しいケーキです。 苺と卵は香川県産と産地にもこだわりました。小麦粉と乳製品アレルギーにも対応しています。
(佐田志歩リポート) 「確かに大人用のケーキよりも甘さが控えめです。でも、黒糖のようなコクやまろやかさもあって生地ももちもちしているので食べ応えは抜群です。これは大人が食べてもおいしい」
(ルーヴ パパ&ママパティシエPROJECT/尾崎祐子さん) 「育児の経験があるのとないのとでは、全然出来栄えも違ってきていたと思います。実際、子どもが食べられるフルーツの大きさだったり、食感だったり、そういった点にもこだわれたのがよかったです」
「はじめてケーキ」は、香川県内のルーヴ各店でかがわ育児の日である10月19日に発売されます。店頭での販売もありますが、事前予約をしておくのがおすすめだということです。