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国宝の刀を5億円で購入へ…「住民不在」市民団体が見直し申し入れ 岡山・瀬戸内市

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 国宝の刀・山鳥毛の瀬戸内市の購入計画について、市民団体が市に購入を見直すよう申し入れました。

 市民団体の12人が瀬戸内市役所を訪れ、市民に十分な説明がないまま山鳥毛の購入計画が進められていることや、災害対策など他に優先事項があることを理由に市に購入の見直しを求めました。

 山鳥毛は、鎌倉時代に現在の瀬戸内市長船町で造られた国宝の太刀で、現在は個人の所有になっています。

 瀬戸内市は、これを持ち主が希望する5億円で購入することに加えて、長船刀剣美術館の改装費など合わせて11億円をふるさと納税やクラウドファンディングで不特定多数の人から資金を集める方針です。

(瀬戸内市/高原伊家直 副市長) 「今がチャンスだということで我々は動いている。これがあれば、こんな形にすばらしい街になるなということで、情報発信をしっかりとやっていきたい」

(山鳥毛購入に反対する市民団体/松浦公彦 代表) 「刀どころじゃないだろうということですね。住民不在で、密室で行われているということがこの問題の本質だというふうに考えています」

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