小学生に司法に関心を持ってもらおうと、高松市で大学生による模擬裁判が行われました。
香川大学が毎年この時期に開いている「ジュニア・ロースクール」です。香川大学教育学部付属高松小学校の6年生、約30人が参加しました。
模擬裁判では、香川大学法学部の学生が裁判官や被告人、弁護人役を務めました。また4人の児童が裁判官、書記官として模擬裁判に参加しました。
自転車を盗んだ罪に問われた男の模擬裁判で、「他人の自転車だと思っていなかった」という被告人の主張をめぐり審理が進められました。
(検察官役の学生) 「相当法条適用の上、被告人を懲役2月に処するのが相当」
(弁護人役の学生) 「窃盗の故意と不法領得の意思が存在していない。よって香川さん(被告人)は無罪というほかない」
児童たちは、模擬裁判について自分たちの意見も発表しました。
(参加した児童は―) 「なかなかできない体験で、いろいろな人の意見を踏まえて判決されているんだと感じた」