高松市に、すごいチョコレートを作る“スゴ技パティシエ”がいると聞きつけ、取材に行ってきました。そこには、まるで芸術作品のようなチョコレートがありました。
高松市木太町の洋菓子店「パティスリー フィオレット」です。店内には、見た目も美しい美味しそうなケーキがずらり。その数約40種類と、香川県内で最多を誇ります。
すごいチョコレートを作れる「スゴ技」を持っているというオーナーパティシエの高嶋大樹さん。厨房の中を特別に見せていただくと…。
(佐田志歩 リポート) 「えっ!なんかすごく大きいですよ。すごい!これチョコレートですか?」 (オーナーパティシエ/高嶋大樹さん) 「はい、すべてチョコレートでできております」
まるで、チョコレートの芸術作品!高さは約80センチもあるんです。
チョコレートで靴を模した作品は、本物にしか見えません。この作品は、チョコレートのツヤが最大のポイント。ツヤを出すには、「テンパリング」という温度調整が鍵を握っていて、これはとても難しい技術なんです。 高嶋さんのショコラは、宝石のようにツヤツヤですよ。大切な作品ですので残念ながら非売品です。
実は高嶋さんは、10年以上前から積極的に洋菓子コンテストに出場し、数々の賞を受賞しています。そして、2014年には日本全国のパティシエが腕前を競う「トップ オブ パティシエコンクール」で見事、3位に入賞。ケーキとショコラの味の採点では、最高点に輝きました。
その、味覚部門1位を獲得したボンボンショコラを、バレンタインの時期だけお店で販売しています。ボンボンショコラの中には柑橘系のジュレが入っており、爽やかに味わうことができます。
さらに、ボンボンショコラと同じくらい人気なのがとってもかわいらしい「ショコラパルフェ」。生クリームではなく、メレンゲなので常温で保存できます。また、パレットショコラやクッキーなどバレンタイン商品は、全部で13種類ほどあります。 (オーナーパティシエ/高嶋大樹さん) 「なかなか高松では見られない作品なので、1個1個手間暇かけていますので、チョコレートのツヤであったり美しさっていうのを見ていただけたら」 オブジェは4日午後から店頭に飾っているそうです。皆さんぜひ、スゴ技を間近で体感してみてください!