新しい水族館の工事が順調に進んでいます。香川県宇多津町に2020年オープン予定の「四国水族館」で、目玉となる大水槽の巨大なアクリルパネルが搬入されました。
(記者) 「ただいまパネルの釣り上げ作業が始まりました、1枚のパネルの重さはなんと8トン以上もあるそうです」
「四国水族館」は、香川県宇多津町の臨海公園内西側に2020年3月にオープンする予定です。
2018年6月に工事が始まり、24日には、水族館の目玉となる大水槽「綿津見の景」に設置されるアクリルパネルの搬入が行われました。 このパネルは、プラスチック製品の販売などを行う、「菱晃」が製造しました。
菱晃は、北海道旭川市の旭山動物園内の人気施設、「アザラシ館」の円柱水槽などを手掛けていて、今回のパネルにも同じ素材が使われています。
24日に搬入したパネルは縦6メートル、横3メートルで、厚みは約40センチもあり、その重さは8.2トンです。 大水槽「綿津見の景」ではさらに、このパネルを4枚張り合わせて1枚の巨大パネルにします。太平洋をイメージしていて、スマやシイラなど20種類、500匹の回遊魚たちが泳ぎます。
(四国水族館開発/片山豊心さん) 「お客様がおそらく入ってきてすぐ目にするところなので、大きさにも感動していただきたいですし、ダイナミックさも感じていただきたいなと思います」
四国最大級となる1万4000もの生き物を展示する「四国水族館」は2019年中に工事を終え、2020年3月にオープンする予定です。