オープンまで2カ月を切りました。香川県宇多津町で建設が進められている「四国水族館」の一部が22日、公開されました。今年3月のオープンに向けて着々と準備が進んでいます。
2018年6月に建設工事が始まり、今年3月20日のオープンが決まった香川県宇多津町の四国水族館。
「四国水景」をテーマに四国最大級の400種、1万4000の生き物を展示する予定です。
四国の南岸を流れる黒潮を表現した高さ約5メートル、幅11メートル、深さ最大8メートルの四国最大級の水槽、「綿津見(わたつみ)の景」は、飼育が困難とされるカツオ類やアカマンボウ、サメやエイなど約20種類が泳ぎます。
鳴門海峡の渦潮を再現した「渦潮の景」には、マダイやマアジ、ブリなどを展示する予定で、横からだけでなく上からも見ることができます。
水族館のマスコットキャラクターになっているシュモクザメを展示する「神無月の景」は…
(記者) 「シュモクザメの特徴的な頭の形がよく分かるように、下から見上げる形になっています」
水槽ごとに展示する生き物の特徴が見えやすいよう工夫されています。
瀬戸内海を一望できる2階には、四国水族館の見所の一つ、マダライルカが泳ぐイルカプールがあります。 瀬戸内海とイルカのコラボレーションは、四国水族館でしか見ることができません。
(四国水族館開発/片山豊心さん) 「四国水族館に来たら、四国を巡りたくなるような仕掛けがたくさんありますので、ぜひ四国水族館に来て四国のどこどこに行ってみよう、あっちに行ってみようって次に足を運んでいただけるような水族館になればいいなと思います」
料金は大人・2200円、小中学生・1200円、幼児・600円です。 四国水族館開発では、初年度に約120万人の来館を見込んでいます。