心待ちにしていたあの味が帰ってきました。香川を代表するうどん店「さか枝」が、約2カ月の臨時休業を経て5日から営業を再開しました。
(記者) 「さか枝が待望のリニューアルオープンです。その味を待ちわびたお客さんたちが、早速多くお店に訪れています」
高松市番町にある人気うどん店「さか枝」。5日午前10時にリニューアルオープンし、再開を心待ちにしていた多くの客が訪れました。
(訪れた客はー) 「学生時代からずっと来とるから、また再開したから懐かしくてきょう来ました」 「おいしいですよ、前のさか枝と一緒やな」 「ほとんど味が変わってないんで、安心できて、また来ようかなと」
昭和50年、1975年に、今の場所に店を開いた「さか枝」。セルフうどん店の先駆けとして営業を続けてきましたが、店主の坂枝良弘さん(77)が高齢となり、体調が思わしくないことから引退を決意。5月末から一時休業に入っていました。
5日は再開初日とあって、良弘さんと妻の静江さんも応援に駆けつけました。
(さか枝/坂枝静江さん) 「今のところまずまずやな。お客さんは、うれしいなぁと思うよ」
(さか枝/坂枝直美さん) 「家でじっとしてるのが苦手みたいで、やっぱり仕事してるほうが楽しいみたいで、もう見ての通りニコニコしてます」
約2カ月の休業中に店の設備などを更新。これまでは食べ終えた食器を手渡しで返していましたが、新たに返却棚も設置されました。
(さか枝 新店主/坂枝繁さん) 「朝からお客さん並んでいただいて、もう感謝しかないです、開いて良かったというお声を聞いて、すごく感動しました。(Q.うどんの味はどうなりましたかー)前と同じですね。同じです、まぁちょっとおいしいかなと」
リニューアルした「さか枝」の営業時間は午前10時から午後3時までで、平日のみ営業しています。