岡山・香川の頑張る高校生を応援する青春のキセキです。今回は卒業を迎え、世界に羽ばたく注目の卓球選手、面手凛(めんで・りん)さんです。
1歳でラケットを握り、日本一に輝き続けた卓球少女。小さい頃から変わらない大きな夢をかなえるため……巣立ちのときです。
(山陽学園/面手凛さん)
「オリンピックに出場してメダルを取る選手になることが目標です」
山陽学園高校卓球部3年の面手凛さん。玉野市出身の面手さんはこれまで、小学校・中学・高校と数々の全国大会で優勝するなど世代屈指の選手として活躍。そして2月には、4月にロンドンで開かれる世界卓球への出場権を自身初めてつかみました。
(山陽学園/面手凛さん)
「いけるっていうよりは目の前の試合を勝とうというふうに思っていて、あまり代表は考えすぎずに1個ずつ勝とうかなって思ってました。海外のトップ選手と試合をしてもっと強くなりたい」
全国屈指の名門として知られる山陽学園に中学から入学した面手さん。この体育館で6年間、後輩や妹の一花さんらとともに卓球漬けの毎日を過ごしてきました。この日は卒業式前日にもかかわらず、午前7時半から午後5時までみっちりと練習です。
(妹・一花さん[中3])
「一番誰よりも練習してるので、卓球ばっかやなって感じです」
(山陽学園/面手凛さん)
「(練習に)入りすぎてもう時間が過ぎてる。ちょっとやばいです(笑)」
(後輩 ダブルスでペア/齋木結心さん)
「ただの面白い人です。しょうもないことばっかしか話さない。真面目なこと話さない」
(山陽学園/面手凛さん)
「はまっていることはないです。寝ることと食べること。お肉だったらなんでも食べます(Q.練習中も食べるの?)たまに食べます」
平日は練習、土日は試合が面手さんの日常。2025年からはトップレベルの選手が集う国内最高峰の戦いTリーグにも本格参戦。リーグ首位を走るチームの主力として活躍を続けています。
そんな面手さんが得意とするのはスピードをいかした高速ラリー。バックハンドからハイテンポのラリー戦をしかけることで、相手に主導権を渡しません。
実はこの武器……。
(面手凛さん[当時9歳])
「ラリーをして、決められるときは決めることが得意です」
(山陽学園/面手凛さん)
「覚えてます、ラリーがって言ってたと思います」
KSBが初めて面手さんを取材したのは9歳の頃。当時からスピードのあるラリー戦が得意でした。
その原点にあるのが、実業団でのプレー経験もある母・裕子さんとの自宅での練習です。
(母・裕子さん[2017年])
「1歳ぐらいから、ラケットは持ってました。本当に台を使って打ち出したのが3歳ぐらい」
(面手凛さん[当時9歳])
「(Q.お母さんは厳しくない?)いや、厳しい。怒られる」
当時から山陽学園のコーチも務める裕子さん。小さい頃から親子で続いてきたコーチと選手の関係は、最近少しずつ変わってきたようです。
(山陽学園/面手凛さん)
「昔怖いって言ってましたよねインタビューで。最近は優しいです、卓球の指導を最近はあまりしてもらってないので」
(母・裕子さん)
「外に行くことが増えているから。年々自立はしているかなと思います」
(山陽学園/面手凛さん)
「自立しようと頑張ってます。やっと卒業かぁって感じで。今まで続けてこられたのもやっぱり1人じゃ無理だったと思うので、いろいろな人が支えてくれてチームメイトもいてここまでこれてるかなって思ってます」
そして迎えた、卒業の日。
(山陽学園/面手凛さん)
「(Q.高校生活は?)自分の納得いく結果が出ないときの方が多かったっていうのは自分自身感じていて、もちろん中学でも高校でもすごい舞台を経験させてもらったんですけど、やっぱりその中にはすごい苦しい時期もあったなって。すごい長くて濃い岡山での生活だった」
(担任の先生)
「『山陽学園の面手凛』ではなくて『日本の面手凛』という形でしっかり頑張ってください。おめでとう!」
クラスメートからのサインのおねだりにしっかりと対応する面手さん。しかし時間が経つと……。
(山陽学園/面手凛さん)
「いい、もう凛帰るわ(笑)。(Q.今から練習?)練習行きます。朝練して卒業式でした」
卒業後は生まれ育った岡山を離れ大阪へ。昔から変わらない「夢」をかなえるための新たな挑戦です。
(山陽学園/面手凛さん)
「打ち合うことだったりがもうすごい楽しいですし、試合で勝ったり負けたりだとか。前できなかったことができたりとか成長を感じられるときがすごい楽しい」
(面手凛さん[当時9歳])
「オリンピックに出る事です」
(面手凛さん[当時12歳])
「オリンピックに出場してメダルを獲得することです」
(山陽学園/面手凛さん)
「将来はオリンピックに出場してメダルを取る選手になることが目標です」
(2026年3月5日放送「News Park KSB」より)