Park KSBアプリに寄せられた疑問をもとにお伝えする「みんなのハテナ」。今回のテーマはキャベツです。農林水産省によると、実は香川県はキャベツの生産量が全国で3位なんです。香川県のキャベツ農家に聞いてきました。
今回、伺ったのは、丸亀市でキャベツを栽培している竹内農場です。この日は朝から出荷に向けた作業をしていて、その様子を見せてもらいました。
(竹内農場/竹内一之 社長)
「1つの重さが1.25kgから、大きいものだと3kgくらいのキャベツがあるので、1つ1つの箱に同じ大きさのやつをそろえて入れる選別の作業をしています。1日4000玉から5000玉くらいのキャベツを収穫しています」
すごい量ですよね。この量の出荷作業で大体4時間ほどかかるそうです。ちなみに年間で約1100tを収穫するそうです。
新鮮なものを見分けるには?(高松市 ラブ華 53歳)
新鮮なキャベツを知るには、収穫現場に行くのが一番! ということで、収穫作業真っ只中の畑に連れて行ってもらいました。
(竹内農場/竹内一之 社長)
「収穫し終わった状態というのは真っ白でみずみずしい状態かなと思うんですけど、これが劣化というか日にちが経ってくると(芯が)黒ずんできたりシワシワになってきたりするので、(芯が)白っぽいものでみずみずしいものを選ぶのが一番分かりやすいポイント」
また、種類にもよりますが、半分に切ったキャベツの場合、葉の色にも注目です。
(竹内農場/竹内一之 社長)
「切った断面から劣化も始まっていくんです。ここから酸化していくと黄色かったものが乾いて白っぽくなってきたりするのかなと思います。黄色いものの方が個人的にはおいしいかなと思います」
芯や葉の色に注目して買ってみてください。新鮮なキャベツの見分け方を知った後は……
長持ちさせるには?(高松市 まぁちゃん 39歳)
(竹内農場/竹内一之 社長)
「収穫した後もキャベツは生きているんですね。成長点を一旦止めてあげるとおいしさが長持ちします」
成長点をそのままにしてしまうと、糖分やアミノ酸などを成長に使われてしまうそうです。
(竹内農場/竹内一之 社長)
「ここ(成長点)をくり抜いてあげるのが鮮度保持には有効かなと思います」
もしくは……
(竹内農場/竹内一之 社長)
「こういう風に包丁で切り込みを入れてあげると成長点が止まります」
この簡単なひと手間で鮮度を保持できるそうです。やってみてください。
どこまでむいたらいいの?(倉敷市 あめちゃん 31歳)
収穫の様子を見てみると、かごに入れる前に、葉を何枚かむいていますが基準はあるのでしょうか。
(竹内農場/竹内一之 社長)
「スーパーの店頭に並ぶまでに輸送をしますので、葉っぱがないと輸送中に擦れて傷んだりしてしまうので、葉を2枚残して収穫してあげるということを心掛けてやっています」
あえて少しだけ残して出荷しているということなんですね。そして、残している2枚も食べることはできるそうです。
(竹内農場/竹内一之 社長)
「2枚も食べられる部分ではあるので食べていただきたい。ただエグみや青臭さがあるので、煮たり焼いたり火を通した方がおいしく食べられるかなと思いますし、青い部分はカロテンとかビタミンがたくさんありますので、栄養価としてはキャベツの中でも高い部分かなと思います」
なぜ丸くなるの?(倉敷市 カーやん 46歳)
(竹内農場/竹内一之 社長)
「20枚くらい葉っぱが増えるまでは丸くはならないんですが、20枚を超えてくると丸くなる植生を持っている」
そう、元々は丸くないんです。
16日前に苗を植えたものです。まだ葉は数枚で、丸くなる気配ありません。
そして、大体収穫2カ月前のものは、中心部分は少しずつ丸くなってきましたが、まだ、我々の知っているあの形ではありません。
(竹内農場/竹内一之 社長)
「キャベツは種を残す機能が芯の中にあって、それを守るために丸くなる仕組みと言われています」
今回いただいた質問の中に、「プランターを使って自分で育てているがなぜ丸くならないの?」というものもいくつかありました。
大きくなる過程で根っこが広がるため、プランターの大きさだと成長が途中で止まってしまうことがあるそうです。広い場所で適切な水などの管理が必要なんです。
我々の生活に身近な野菜であるキャベツ。数多くの品種があり、どのキャベツも栄養価が高く個性豊かなのも魅力。ぜひさまざまなキャベツを味わってみてください。
(2026年3月5日放送「News Park KSB」より)