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災害現場からの映像送信訓練 上空からの映像も迅速に共有 四国地方整備局

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 災害現場の状況をいち早く共有します。地震や豪雨災害に備え、現場から速やかに映像を送信する訓練が香川県まんのう町で行われました。

 四国地方整備局が年に2回行っている訓練で、整備局や機器のメンテナンス会社などから26人が参加しました。

 今回は、南海トラフ地震の発生を想定しています。衛星通信回線を活用し、災害現場に到着してから30分以内に東京の国土交通省や高松サンポート合同庁舎の災害対策室に現地の映像を送ります。  衛星通信車の設営では車の上に付いたアンテナから出る電波が建物などに遮られずに衛星まで届くことが重要です。立ち上げから映像を送るまで約20分で完了しました。

 対策本部車は、災害時に現地の対策本部となり、警察や消防との打ち合わせなどにも使われます。対策本部車は四国に3台あり、そのうち1台を高松市にある四国技術事務所に配備しています。対策本部車の上には、映像などを送受信する持ち運び可能なアンテナを取り付けます。

(記者) 「対策本部車内です。広さは11畳ほどで、モニターには、ヘリコプターから送られてきた映像が映し出されています」

 7日は、四国地方整備局の災害対策用ヘリコプター「愛らんど号」が徳島や高知を回り、上空からの映像を対策本部車で受信する訓練も行われました。

(四国地方整備局 防災室/吉田義和 課長補佐) 「迅速に、この機械を使って現場からの映像を送り出せるように、また、その映像を、関係の自治体とかにも配信できるように、今後とも一層訓練をやっていきたいと思っています」

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