讃岐うどんの原料である小麦の95パーセントがオーストラリア産です。 オーストラリアの小麦生産者の団体が坂出市の製粉工場を訪れ、小麦がどのようにして加工されているのか視察しました。
坂出市林田町の吉原食糧を訪れたのは西オーストラリア州から来た小麦生産者約50人です。 讃岐うどんの原料に多く使われている小麦、「オーストラリアン・スタンダード・ホワイト」を作っています。
生産者はまず製粉工場の見学を行いました。
(記者) 「自分たちが作った小麦が製粉される様子を間近で見学しています」
小麦は細かくみると55の部位に分かれているため製粉には多くの過程が必要です。 小麦の粉砕やふるいにかける機械などを実際にその過程でできた小麦粉を手で触るなどしながら見学しました。
生産者は社長に直接質問したり写真を撮ったりしていました。工場見学の後には質疑応答の時間が設けられました。
(質疑応答の様子) 「(Q.年間何トンの小麦がこの工場に来ますか?)1万7000トンでそのうち1万3000トンがオーストラリア産です」
次々と生産者から質問があり、予定時間を30分ほどオーバーしました。
(小麦の生産者はー) 「オーストラリア産の小麦に対して日本人がどれだけの情熱を持っているのかや、この工場で作りだされるものの品質を見ることができたのは、この視察で一番よかった」
(吉原食糧/吉原良一 社長) 「どういうところがオーストラリア産小麦のいいところか、改善すべきところはどこか。私も讃岐うどんのためにはこういう小麦の良さをもっと生かしてほしいとか、そういう具体的な話ができて非常によかった」