昔と今、2つのうどんを食べ比べるユニークなイベントが香川県坂出市の製粉会社で行われました。
坂出市の製粉会社「吉原食糧」で行われた「さぬきうどんタイムカプセル」。昔と今のうどんを食べ比べることで、讃岐うどんの文化を支えてきた小麦の歴史とうどん職人のこだわりを感じてほしいと、2007年から行っています。
食べ比べるのは1923年の製法を再現して現代の品種の小麦を石うすでひいて打ったうどんと、香川県がうどん用に開発し、2025年流通が始まった「さぬきの夢2023」を使ったうどんです。
会場では朝早くから詰め掛けた多くの家族連れらが、2つのうどんをおいしそうに食べ比べていました。
(来場者は―)
「うん、うん、コシがある。コシがあります」
「(食べてるのは)昔のうどん。粉っぽいというかパサパサしてる感じがする」
(吉原食糧/吉原良一 社長)
「それぞれのうどん屋さんが『俺の、私の讃岐うどんを食べていただきたい』という気持ちがある限りは、ずっと皆さんに愛されていくと思う」