13日、香川県小豆島で伝統の「奉納歌舞伎」が行われ、地元の人や観光客らで賑わいました。今年は地元に縁がある演目も上演されました。
国の重要有形民俗文化財に指定されている香川県小豆島町の「中山の舞台」には、観客約400人が集まりました。地元自治会や保存会らが中心となって、江戸時代から続く「奉納歌舞伎」を毎年この時期に上演しています。13日は4つの演目が披露されました。
「白浪五人男」では地元の小学生9人が熱演し、大人顔負けの見得にはたくさんの「おひねり」が飛びました。また、島が舞台の恋物語を題材にした「小豆嶋」が2006年ぶりに上演されました。中山の舞台で行われるのは2回目です。瀬戸内国際芸術祭の期間中ともあって観光客の姿もあり、例年以上に賑わいを見せていました。
演目「小豆嶋」は10月26日に香川県琴平町の金丸座でも上演されます。