9月、香川県教育委員会は、さぬき市の3つの県立高校を統合する方針を発表しました。10月21日に地元の関係者を集めて開かれた懇談会では、「特色ある学校づくり」を求める声が相次ぎました。
「県立高校のあり方」を考える懇談会には、さぬき市と東かがわ市の教育委員会やPTA、商工会の代表らが出席しました。
香川県教育委員会は、2021年度から10年間の県立高校に関する計画づくりを進めていて、素案には、さぬき市の3つの高校(石田・志度・津田)を1校に統合することが盛り込まれています。
さぬき市を含む東讃地域の少子化は香川県内でも特に深刻で、2030年度に中学校を卒業する生徒は、2018年度の647人から200人ほど減るとみられています。
懇談会では新しい高校について、専門性を高めるなどして特色ある学校にしてほしいという意見が相次ぎました。
(さぬき市商工会 会長) 「全国的にもレアやな、というぐらい振り切るべきではないのか」
(さぬき市PTA連絡協議会 副会長) 「子どもがいろんな可能性にチャレンジできる学びやであってほしい、というのはどこも同じだと思う」
香川県教委は、2020年度中に新しい高校の学科編成などを固める方針で、統合は「早くても2026年度以降」としています。