香川県教育委員会が今後の県立高校に関する計画の素案を示しました。「統合」や「中高一貫校の設置」も盛り込まれています。
この計画は2021年度から10年間の県立高校のあり方を示すもので、香川県教委は今年度中の策定を目指しています。
2030年度に香川県の中学校を卒業する生徒は、昨年度より1000人以上減るとみられています。 特に減少幅が大きい東讃地域では、さぬき市の3つの高校を統合し、新しい高校を設置します。
県教委は来年度中に新しい高校の学科編成などを決める方針です。
県議会の文教厚生委員会で、工代祐司教育長は「多様な価値観の中で学ぶことや学校行事、部活動の面を考えても高校は一定の規模が必要」と説明しました。
素案にはこのほか、中讃地域に中高一貫校を設置することや、県内各校で生徒の全国募集を開始することも盛り込まれました。