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「3校の伝統を土台に新しい学校を」さぬき市の県立高校統合 2028年4月開校へ準備委員会設置 香川

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 香川県さぬき市にある3つの県立高校は、2028年度に1つに統合される予定です。新たな学校づくりを話し合う準備委員会が立ち上がりました。

(香川県教育委員会/工代祐司 教育長)
「3校を統合するためのすり合わせの場ではなくて、3校の伝統を土台に新しい学校を作っていくという視点が大切であると考えている」

 さぬき市の志度高校で開かれた準備委員会には、香川県教育委員会の工代祐司教育長や高校の校長らが出席しました。

(香川県教育委員会/工代祐司 教育長)
「さぬき市の石田高校、志度高校、津田高校の3校については、これらをさらに発展させるため統合し、新たな高校を設置したいと考えている」

 2019年9月、県教委は東讃地区の中学校を卒業する生徒の数が減っているとして、県立高校3校を統合する方針を示しました。開校は2028年4月で、さぬき市造田地区に新校舎を整備する予定です。

 準備委員会では県教委が示した新しい高校の方針が共有されました。

 県教委は新しい高校の学科について、3校にある普通科、工業科、商業科農業科、家庭科の全ての学科を残すとしています。また、生徒が在籍している学科以外の科目を学ぶことができるようにします。

 そして、地元の自治体や地元企業などと連携しながら、地域の課題を解決できるような人材の育成を目指します。

(記者リポート)
「各学校の特色を生かしつつ、どう発展させられるかについてさまざまな意見があがりました」

(地元事業者は―)
「若い職人の育成を最重要課題として考えている中で、地元の企業との接点を持っていただけたら非常にありがたい」
「学内での起業を認める」

(地元保護者は―)
「すでに社会人として活躍されている方々と対等な人間関係を築けるような、態度・マナー・コミュニケーション能力を身に付けて卒業してほしい」

(香川県教委 高校教育課/吉田智 課長)
「これからの小学生や中学生があの高校に行って勉強したい、保護者があの学校だったら通わせたい、そんな高校を作っていきたい」

 香川県教委は、2028年4月の開校に向けて2023年度までに用地を決めて基本計画をまとめる方針です。

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