悲惨な事故が起きたトンネルで訓練です。香川と徳島の県境のトンネルで13日、両県の警察と消防などが交通事故を想定した訓練を行いました。
香川県まんのう町と徳島県を結ぶ国道438号線の三頭(さんとう)トンネルでは、20年ほど前から両県の警察と消防などが合同で訓練を行っています。
(中濱綾那リポート) 「トラックに煽られた軽自動車が壁に衝突し、運転手が車内に閉じ込められているという想定で、これから訓練が行われます」
(訓練の様子) 「意識あり!60代男性!了解」
訓練では、香川・徳島の消防隊員らが負傷者の救助や事故車両を移動する手順などを確認しました。
香川県によると長さ約2650メートルの三頭トンネルは、1日に2700台ほどの車が行き交います。 2016年5月には、乗用車と軽自動車が正面衝突し、6人が死傷する事故が発生しています。
(香川県中讃土木事務所/宮武秀人 道路第二課長) 「特にトンネル内というのは、ほかの道路と違って特殊な環境なので、事故が起きると重大な事故に発展しかねないので、十分気をつけて通行していただきたい」