JR四国が今年4月、高知県内を走る観光列車の運行を開始します。香川県多度津町で行われている車体のラッピング作業の様子が公開されました。
JR四国が新たに導入するのは高知県を走る観光列車、「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」です。現役を引退した特急用のディーゼルカー2両を再利用しています。
(中濱綾那リポート) 「新しい観光列車のラッピング作業が行われています。こちらの厚さ1ミリの特殊なシートを、車体に貼り付けていきます」
1号車は、明治時代の文明開化をモチーフにしたデザインで、坂本龍馬が描かれ、2号車は、SF小説で描かれるような宇宙船をイメージしています。
高知駅と四万十町の窪川駅の約70キロの区間を3時間かけて走り、高知城や太平洋、四万十川の景色を望むことができます。また、沿線でとれた旬の食材を使った創作料理を楽しむことができます。
JR四国の観光列車は、2014年から「伊予灘ものがたり」、2017年から「四国まんなか千年ものがたり」が運行していて、高い乗車率を誇っています。高知県での導入でさらなる集客を目指します。
(JR四国鉄道事業本部/松岡哲也さん) 「インバウンドで外国の人も多くきているので、四国を巡って楽しんでいただける列車に使っていただけるのではないかなと思います」
「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」は、4月18日から、土日・祝日を中心に運行します。