阪神淡路大震災から17日で25年です。高松市の病院で南海トラフ地震を想定した訓練が行われ、地震発生直後の対応を確認しました。
高松赤十字病院の初期対応訓練は、南海トラフ地震が発生し香川県では震度5強を観測したことを想定して行われました。 災害対策本部を設置して被害情報を集約したり、負傷者を重症度で振り分ける「トリアージ」の手順を確認したりしました。
参加者の中には、25年前の阪神・淡路大震災で救護活動をした経験があるスタッフもいました。
(25年前神戸市で救護活動を行った看護師) 「阪神で助けられる命が助けられなかったっていうのが、すごく救護に行った人たちの後悔だったと思いますので、25年前に比べると災害級後の知識・技術はすごく高まってるなという風に感じます」
高松赤十字病院は今年4月に、ヘリポートなどを備えた新たな棟が稼働するため、災害時の拠点病院としての機能が強化されます。
(高松赤十字病院/網谷良一 院長) 「災害時の対応がより的確にやりやすい環境になるということで、ますます我々がそういう役割を担うということで、職員全員で確認し合いたいと思っています」