四国で初めての「証明書」が手渡されました。性的少数者のカップルに対して、その関係を公的に証明する「パートナーシップ宣誓」が香川県三豊市で行われました。
パートナーシップ宣誓のために三豊市役所を訪れたのは、田中昭全さん(42)と川田有希さん(34)の男性同士のカップルです。 第1号を記念して、特別に行われた宣誓式では「宣誓証明書」と携帯用の「宣誓カード」が手渡されました。
2人は2019年2月、三豊市に婚姻届を提出しましたが受理されませんでした。
それでも、1月に三豊市が四国で初めてとなる「パートナーシップ宣誓制度」を導入したため、17日、証明書などを受け取ることができました。 証明書に法的な効力はありませんが、三豊市の市営住宅への入居や、市立病院での面会や治療の説明などで家族同様の扱いを受けられます。
(川田有希さん) 「四国初でパートナー制度を作っていただけて、それを僕らが言わずとも、(市が)自主的に作ってくれたことが感慨深いと思います」
(田中昭全さん) 「生活上の不都合がたくさんあるので、『婚姻』というものを求めているが、それが早く日本でも実現してほしいなと思います」
田中さんたちは、法的にも同性婚が認められるよう、今後も活動を続けていきたいと話しています。