香川県三豊市が、同性同士のカップルに結婚に相当する関係を認める「パートナーシップ制度」を、今年度中に導入する方針を示しました。 6月7日の三豊市議会で山下昭史市長が明らかにしたものです。
「パートナーシップ制度」は、申請があった同性カップルに対し、結婚に相当する関係を認める証明書を市が発行するもので、四国の自治体では初めての導入となる見通しです。
三豊市では今年2月、市内に住む男性同士のカップルが婚姻届を提出しましたが受理されませんでした。 2人を含む13組の同性カップルが精神的な苦痛を受けたとして国に損害賠償を求める一斉提訴を行っています。
(三豊市/山下昭史市長) 「ダイバーシティの部分、多様性の部分で、やっぱりLGBTも含めて、我々として取り組むべき内容だと思って前に進めています」
「パートナー制度」については総社市が今年4月に導入しています。法的な拘束力はないものの、民間企業で家族割引が適用されたり、生命保険の受け取り人になることができます。