感染が拡大している新型コロナウイルス。香川県の医療機関は、県内での発生に備え、体制整備を進めています。
香川県には、新型コロナウイルスに対応できる第二種感染症指定医療機関が5つあります。 その1つ、高松市立みんなの病院では、感染の疑いがある患者を“陰圧室”で診察します。“陰圧室”は室内の気圧が外よりも低く、ウイルスが外に出ない仕組みです。対応する医師らには、専用の服やゴーグルを用意しています。
飛沫感染するという新型コロナウイルスの予防法は、風邪やインフルエンザと同様です。せっけんで指の間や手首まで洗った後、アルコール消毒をすること。バランスの良い食事や睡眠をしっかりとって免疫力を高めることが重要です。
(高松市立みんなの病院/岸本伸人 副院長) 「新型インフルエンザないしは、通常はやっているインフルエンザと感染の強さ、病原性の強さはそんなに大きくは変わらないと感じていますので、注意は必要ですけれど、過剰に恐れる必要は全くないと思います」
一方、高松市は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、中学生の中国への親善訪問の中止を決めました。この親善訪問は、高松市と友好都市締結している中国・南昌市との間で、1992年から行われているもので、SARSが流行した2003年にも中止されています。