若者ならではの発想や視点で、地元の良さを伝えます。「日本初のコピーライター」と言われる平賀源内にちなみ、香川の学生や生徒を対象にしたキャッチコピーコンテスト「平賀源内甲子園」が今年も開かれました。
(記者リポート) 「香川が誇る漆器やうどん職人などの魅力をどうアピールするのか。今年も学生たちの力作が集まりました」
香川のクリエイターたちで作る「瀬ト内工芸ズ。」が若い人たちにもっと広告に関心を持ってもらおうと、2015年から行っているものです。
5回目となる今回は、工芸ズ。と協賛企業からの6つのお題に、あわせて1万2634点の応募がありました。
コピーを考える過程で、地元の名産や企業について知ったり、課題を考えたりしてもらうのも狙いのひとつです。 山田家物流からのお題は、「うどん職人の地位をアゲアゲするキャッチコピー」。
(山田家物流/山田康介 社長) 「うどん職人というのは年々減っておりましてうどんを作る仕事、職人の仕事とはもっと夢のある仕事でみんなからそういうふうに見てもらいたいなという思いがすごくあった」
入賞作には、様々な切り口のコピーが並びました。
「シンプルとは簡単ではない。」 「数多の職人の中でも、自分の作品を踏みつけるのはうどん職人くらい。」 「知っていますか?素人が作るうどんの不味さ。」
部門賞に選ばれたのは高松工芸高校1年、山田葵唯さんの「おうどんに、ダシと人生、かけてます」。 また、香川の隠れ名物「天ぷら」をどうしても食べたくなるコピーでは、部門賞に「初めて食べても、なつかしい」。(高松工芸高校2年 小林結喜さん作)
特別審査員のコピーライター、岩崎亜矢賞に「3時の天ぷら」が選ばれました。(穴吹デザインカレッジ1年 實川愛理さん作)
(穴吹デザインカレッジ1年/實川愛理さん) 「いろんな企業を知れるので新しい発見、いろんな興味がわくコンテストになってます」
(熊野かまぼこ/熊野雄太 専務) 「だんだん若い方が(天ぷらを)食べなくなってきてる中で(コピーを)考えてもらう、考えなきゃいけないからちょっと食べてもらう。それがあっただけでも、うちとしてはすごいうれしかったです」
全ての入賞作の中で、見事グランプリに輝いたのは、さぬき市の日本ドルフィンセンターからのお題、「そうだ!イルカに会いに行こう」と思い立たせるキャッチコピー。
「人にあきたら ドルフィンセンター」
丸亀市立東中学1年の遠藤芽唯さんの作品です。
(特別審査員/岩崎亜矢さん) 「イルカのイメージってファンタジーとかメルヘンとか、ふんわりしたものなんだけど、このコピーはそのイメージと真逆にいってネガから入ってる。ネガから行って、だけどドルフィンセンターを超ポジにあげてるそこが秀逸」
(特別審査員/小西利行さん) 「人の見方とか時代の空気感の捉え方とかがうまいということ」
(丸亀市立東中学1年/遠藤芽唯さん) 「すごいびっくりしました。(自信は?)そんなになかったです。イルカを見て癒やされてほしいなと思って書きました」
(日本ドルフィンセンター/寺山弘樹 代表) 「イルカという文字を出さすにドルフィンセンターをいい感じでPRしてくれてる工夫されたキャッチだなと思って。学生さんの広い発想、面白い発想を、実際に運営に生かしていけたらなと思います」
入賞したコピーをポスターやホームページに取り入れたいと話す企業も多くあり、若い人たちの視点や発想が地域の元気につながっていくように感じました。