西日本豪雨で校舎が被災した倉敷市真備町の箭田小学校の児童が、約2カ月遅れの修学旅行に出発しました。
JR新倉敷駅には、大きな荷物を持った箭田小学校の6年生45人が集まりました。
(箭田小学校/大崎卓己 校長) 「2カ月と3日遅れの修学旅行への出発となりました。いい思い出を作ってきましょう」
(児童はー) 「奈良公園の大仏殿ていう所とか楽しみです」 「清水寺。なんかきれいそうだったから」 「やっぱり奈良の自主班活動が楽しみですね」 「シカは普段見られないので、触ったりシカせんべいあげるのがすごく楽しみです」
現在、箭田小学校は二万小学校のグラウンドに建てられたプレハブ校舎で授業を行っています。
西日本豪雨で校舎が使えなくなり、このプレハブ校舎に引っ越したのは10月9日。もともと修学旅行を予定していた日でした。
あれから約2カ月。児童は自分たちで調べるなどして旅行のしおりを作り、この日を心待ちにしていました。
(児童はー) 「延期になった時は悲しかったけど、今は修学旅行があることでとても楽しみです」 「思い出が残る2日間にしたいです」 「(Q.一番楽しみなことは?)大仏の鼻の穴を通ることです」
(記者) 「児童はこのあと新幹線で京都駅に向かいます」
児童たちは1泊2日の行程で京都・奈良・大阪を巡り、映画村や南大門、大阪城などを観光する予定です。