西日本豪雨で浸水した倉敷市真備町の中学校に3日、1年8カ月ぶりに生徒の元気な声が戻りました。
倉敷市真備町箭田の真備中学校には、朝から3年生の元気なあいさつが響きました。西日本豪雨で浸水した校舎の復旧が終わり2日授業が再開される予定でしたが、春休みまで休校になりました。
3日は臨時の登校日で、3年生にとっては卒業式以外では唯一の登校日です。元の通りに授業はできませんでしたが、教室では担任の教員が休み中の宿題を配ったり卒業式の流れを説明したりしました。
(3年生はー) 「来てみたらやっぱりもっと来たかったと思った。こんな状況だからこそすてきな式にしたい」
その後3年生は体育館で卒業式の予行練習をしました。
(記者) 「式では代表の生徒だけが卒業証書を受け取ります、他の生徒の姿をスクリーンに映し、保護者にも思い出を作ってもらいます」
制約が多い中少しでも思い出作りを。教員や保護者に見守られながら生徒たちは新たな道へ一歩踏み出します。