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日本第一熊野神社で体の部位や臓器などを名付けた「体のお守り」が話題 種類の多さに込めた宮司の思いとは 岡山・倉敷市

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 岡山県倉敷市の日本第一熊野神社では、体の部位などを名付けた「体のお守り」が話題になっています。注目すべきは種類の多さです。そのお守りに込められた宮司の願いとは。

 体の部位や臓器、さらには病気の症状など細かく分けられたお守り。その名も「体のお守り」です。

(日本第一熊野神社/佐藤みつゆき 宮司) 「今51種類ぐらいあるんですけど、私の目標としては108つなんですよ、煩悩の数だけ」

「体のお守り」を授けてもらえるのは、倉敷市の日本第一熊野神社です。701年に和歌山県の熊野本宮大社より遷座。 境内には、国の重要文化財を含むお社や「いじめ除けの神」として信仰される八尾羅宮など、歴史を感じる建物が並びます。

(佐藤みつゆき 宮司) 「江戸時代の初期には病気のご祈祷はここでいうのが岡山県でありましたんで、病気のご祈祷は圧倒的に多いんです。当然ながら交通安全とか身体健全のお守り作るんですけど、そんなもんじゃあ面白くないなという考え方があった」

 そんな宮司の考えで誕生した「体のお守り」。最初は「肝臓」「腎臓」「脾臓」「心臓」「肺」の5体から始まりました。今では体の部位や臓器などほとんどを網羅していて、「アレルギー」や「シナプス」「リンパ」など通常では見ることのないカタカナ表記のお守りも並んでいます。

(佐藤みつゆき 宮司) 「うちの巫女さんとかいろんな人と話しながらして出すんですよ、その中に看護師の人がおられて。その話の中で(病院には)神経科があるじゃ、レントゲン科などいろいろあった、それに習ったんが拡張の大きなきっかけです」

 総合病院の診療科の数をも上回る「体のお守り」。そのお守りに込められた宮司の思いは。

(佐藤みつゆき 宮司) 「お守りを持つことによって少しでも気持ちが安心したり、より気をつけたりして、例えば胃のお守りをもっとると暴飲暴食をせまあなあと、してはいけんなあという思いがどっかによぎりますが、そのよぎりが大切じゃないかなと思うんです」


(お守りを買いに来た人はー) 「肘です。息子のために。手術をしたので早くよくなるようにっていう思いで買いに来ました」

 そして全国で新型コロナウイルスの感染拡大の影響が続く中、熊野神社では新しいお守りを作りました。それが。

(佐藤みつゆき 宮司) 「紙でできとんですけど、これを作ってみんなに無料配布しようかと思っとんです。デザインは、太陽のコロナのほうに向かってヤタガラスが熊野神社のシンボルなんですけど、ナギの木をくわえとんですけど、ナギの木を納めて、太陽コロナが、穏やかになりますようにいうような願いを込めて作ろうかと思っております」

 新型コロナウイルスの終息を願い無料配布される「疫病除けお守り」は、郵送限定で1万体を準備しています。詳しい申し込み方法は日本第一熊野神社のホームページをご覧ください。

(佐藤みつゆき 宮司) 「気持ちが安心しないと身体も安心しない/安心するいうことが大切じゃないかなと思よんです。神主やっとて拝んで済むいうじゃなしに、何かをやりたい、やらにゃあいけんのじゃないか、そういう使命じゃないかなと思っとるんですけど」

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