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「熊野神社」で屋根のふき替え見学会 日本の伝統技法を未来へ 岡山・倉敷市

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 岡山県倉敷市の熊野神社で、県の重要文化財に指定されている本殿の屋根の改修が行われています。

 1300年以上の歴史がある、倉敷市の熊野神社。60種類を超えるユニークな「体のお守り」があることでも知られています。

 境内には国の重要文化財に指定されている「第二殿」をはじめ6つの本殿があり、2月から「第四殿」の改修が始まりました。

 第四殿は県の重要文化財に指定されていて、前回の改修から50年が過ぎ老朽化が進んでいます。

 建物を1mほど持ち上げヒノキの皮でできた屋根をふき替える工事で、その様子を多くの人に知ってもらおうと、5月、春季例大祭に合わせて見学会が行われました。

 樹齢70年から80年ほどのヒノキの皮を重ね、竹のくぎで固定する日本の伝統的な技法です。

 総事業費は約1億1200万円で、県や市の補助金と氏子の寄付、クラウドファンディングで賄います。

 神社では今後も見学会などを開催する予定です。

(熊野神社/佐藤みつゆき 宮司)
「文化を盛り上げていくには、古いものを見て新しいものを若い人にも創造していただいて、次の世代につないでもらいたいと思う」

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