新型コロナウイルスによる臨時休校の影響で、今年は夏休みを短縮して授業を行う学校が少なくありません。岡山県玉野市の小中学校では半数の教室にエアコンが付いていませんが、どのような暑さ対策を行うのでしょうか。
(松木梨菜リポート) 「こちらは6年生の教室なんですけども天井にはエアコンが2台設置されています。隣の教室を見てみます。こちらは5年生の教室ですが天井にはエアコンがついていません」
玉野市立築港小学校では、1年生から5年生の教室にエアコンが付いていません。
(小学5年生はー) 「エアコンがないのでとても暑いです」 「早くつけてほしいです。クーラーを」
(玉野市立築港小学校/北川和美 校長) 「暑いってどの学年にも共通して聞こえてくる声ではあります」
玉野市教育委員会によりますと、玉野市の公立の小中学校のエアコン設置率は普通教室が約50パーセントです。
新型コロナウイルスの影響で不足している授業時間を確保しようと、玉野市では夏休みを13日間短縮して授業を行います。
暑さ対策としてスポットクーラーを設置したり、エアコンが付いている図書室などの特別教室で授業を行ったりする方針です。
(玉野市教育委員会 学校教育課長/住田義広 課長) 「他市に比べても一番厳しい状態と思っており、全力で頑張っているところです」
玉野市教委は、2020年度中に全ての小中学校の普通教室にエアコンを設置する方針です。