香川県周辺の海で人命救助を行う民間のボランティア団体が活動拠点となる救難所を新たに設置しました。
海で遭難した人や船などを救助する「香川県水難救済会」が新たに開設したのは、坂出市の与島救難所です。
9日、香川県琴平町の金刀比羅宮で安全祈願と開所式をしました。
香川県水難救済会は、これまで、県内2つの支所と海難救助の拠点となる12の救難所で活動してきました。
県内13カ所目となる与島救難所は、2020年11月、与島沖で修学旅行中の小学生らを乗せた船が沈没した事故を受け、新たに設置されました。
今後、与島救難所は150人近くの救助員らが協力して活動します。
(与島救難所長/岩中高夫さん)
「救命胴衣もちゃんと着けて、救命胴衣を着たまま帰ってきて。家族のために救命胴衣着けるということは言ってきたんですけど、この救済会を通して、そういう意識を高めようと思っています」