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楽しさあふれる手のひらサイズの世界♪ 岡山市で「豆皿だけのうつわ展」

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 手のひらサイズの器に思わず見入ってしまいます。岡山市で豆皿を集めた展覧会が開かれています。

 一見、ユーモラスなのですが……赤い手形に不気味な「呪い」の文字。不思議な世界観です。

 ソーシャルディスタンスを意識した2匹の猫の作品など、手のひらサイズの小さな豆皿に作家の技や世界観がぎゅっと詰まっています。

 岡山市の「アートスペース油亀」では、ユニークなデザインの物から普段使いの物まで、全国約60人の作家が作った豆皿5000点以上が集まりました。手に取って見たり購入したりすることができます。

 タイ焼きの形をした豆皿は、あんこの代わりに何を乗せて食べるか悩みますね。使う釉薬(ゆうやく)によって色や質感ががらりと変わります。

 今回は鳥をモチーフにした作品も多いそうです。ツバメのしっぽをイメージしたものなど、たくさんの作品の中から、隠れている鳥を探すのも楽しそうです。

(アートスペース油亀/柏戸喜貴 代表)
「1個ずつが楽しさがあふれている、そんな作品ばかり。陶器市とか(作家が)出展できる場所が減ったりもしているけど、発表できる場所になったらと思っている」

 倉敷の吹きガラス作家・白神典大さんの作品は、透明なガラスに絵付けをする「エナメル彩」という技法を使っています。透き通るような白とグリーンがきれいです。

 丸々としていてかわいい猫の作品は備前焼作家・山村富貴子さんが手掛けています。この豆皿をペットみたいに可愛がってほしいそうです。

 香川県善通寺市の陶芸家・土井康治朗さんの作品は、瀬戸内海を見に行きたくなるような穏やかなブルーが特徴です。土井さんは、瀬戸内の青をイメージしたオリジナルの釉薬「せとうちブルー」を生み出しました。

 どれもお菓子やちょっとしたおかずなど何でも乗せられそうですし、豆皿が1つあるだけでお家時間がもっと充実しそうです。「豆皿だけのうつわ展」はアートスペース油亀で5月9日まで開かれています。

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