新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大を受け、岡山県では14日から、飲食店などへの時短要請が岡山市と倉敷市の全域に拡大します。
酒の提供も終日できず、頭を悩ませている飲食店もあります。
高梁川の河川敷では密を避けて1人キャンプをする人もいました。
(介護士[41])
「ストレス解消になります」
時短要請の拡大については仕方ないと話します。
(介護士[41])
「ゴールデンウィークに人がすごくいて、人の行動が確実に感染者数に表れるので、いろんな対策は必要」
現在、岡山県は岡山市中心部の飲食店など約2500店に時短要請を出しています。
14日から時短要請の対象となる商店街では、すでに人通りが減っていました。
(岡山駅前商店街振興組合/本村哲治 事務局長)
「ゴールデンウィーク終わってから一気に冷えて、例年に比べて7~8割減の流動人口」
商店街で最も長く営業している飲食店「すし亀」です。
(すし亀/小亀英紀さん)
「50数年やっていますが最大のピンチ」
夜の人通りが少ないため現在、午後8時以降は自主的に店を閉めています。
14日からの時短要請に加え、酒の提供ができないことに頭を悩ませています。
(すし亀/小亀英紀さん)
「午後8時まで更にお酒なしだと、たぶん休業せざるを得ないと思っている。実質時短というより休業要請に近い」
クラフトビールを提供する店では予約のキャンセル対応に追われていました。
(吉備土手下麦酒醸造所/青木大輔 店長)
「自粛要請が出て酒類の提供が一切できなくなりました。(予約のキャンセルは)10件近くです」
14日以降の営業形態はまだ決まっていませんが、瓶ビールなどの持ち帰り販売のみを検討しています。
(吉備土手下麦酒醸造所/青木大輔 店長)
「1日中、酒類の提供自体ができないのは予想できてなくて、痛いというかびっくり。うちの場合はビールありき、ご飯のために来てもらえるのかディナーもできないかな」