岡山県の名産品「マスカット・オブ・アレキサンドリア」の出荷が31日から始まりました。
倉敷市船穂町船穂の松井一智さんのハウスでは、早朝から出荷作業に追われていました。
31日に出荷したマスカット・オブ・アレキサンドリアは2020年の12月下旬から加温栽培をし、糖度16度を越えるものです。ただ、新型コロナによる影響が懸念されます。
マスカット・オブ・アレキサンドリアの全国の主要市場での初競り価格の推移をみると、2019年までは1キロ当たり平均で5667円でしたが、2020年は4172円と大きく値を下げました。
(生産農家/松井一智さん)
「今年は(コロナ禍)2年目ということで、市場や果物専門店がネット販売などで努力されているので、多少不安は軽減されています」
「JA全農おかやま」によりますと、31日は倉敷市と総社市から合わせて1.1トンの出荷がありました。6月1日から全国の百貨店などで販売されるということです。
(JA晴れの国岡山/片岡剛志さん)
「(初出荷の価格は)できれば例年以上、より高いのがいいのは当然なんですが、例年を下回らないように今年も精一杯販売していただけけたらと思います」