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「マスカット・オブ・アレキサンドリア」生産者が小学校で食育の授業 岡山市

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 岡山県が日本一の生産量を誇るマスカット・オブ・アレキサンドリアについて知ってもらおうと、生産者が小学生に特別授業をしました。

 岡山市の第ニ藤田小学校の3年生47人に行われた食育の授業です。24日はJA全農おかやまの「マスキャット」が登場したほか、岡山市でマスカット・オブ・アレキサンドリアを栽培している野上紀一さんが講師を務めました。

(マスカット・オブ・アレキサンドリアの生産者/野上紀一さん) 「ここの太さが細いんです。だから種が入っていないやつは細くなりますし、粒の大きさをだいたい揃えて間引きます」

 野上さんは育てたマスカットを児童に見せながら、粒を均等に成長させるための間引きに手間がかかるなど栽培での苦労を話しました。

 岡山県のマスカット・オブ・アレキサンドリアの生産量は全国の9割を占めていて、今年の出荷量は約150トンを見込んでいます。  しかし、近年はシャインマスカットや種がない品種の人気が高まっていて、出荷量は毎年1割ほど減っています。

(野上紀一さん) 「皆さん方が大人になった自分にこのアレキというブドウは、幻のブドウいう昨今になるんじゃないかなといつも言っている。そのくらい、生産量が減っている」

(記者) 「授業の後は、味を知ってもらおうと、さっそく給食に今朝採れたばかりのマスカットが用意されています」

 給食では、デザートにマスカット・オブ・アレキサンドリアが1人4粒配られました。

 24日は、野上さんも児童と一緒に給食を食べました。

(野上紀一さん) 「これがここを抜いた果芯なんじゃ。これが種と軸とをつないでいる養分になる」

 アレキサンドリアは香りがよく、ほどよい酸味が特徴で、皮ごとおいしく食べられます。児童はマスカットを1粒ずつ頬張って味わっていました。


(小学生はー) 「他のマスカットよりもパリパリしてた」 「硬くなくて、やわらかくておいしかった」

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