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夏の高校野球 香川・高松桜井 病を乗り越え、最後の夏で憧れのプレーを【甲子園へのキセキ】

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 夏の高校野球・香川大会。高松桜井の3年生・松田は2019年の冬に病気に見舞われ、野球から長く離れました。それでもチームメイトと乗り越え「憧れのプレー」を思い描き、最後の夏に臨んでいます!

 高松桜井の松田有己は2019年の冬に部室で倒れ、病気で練習を約8カ月休みました。支えになったのは仲間でした。

(高松桜井 3年/松田有己 選手)
「大丈夫?とか、休みな!とかしっかり声掛けてくれて、帰りながら泣いてました。しんどい時に一番近くで支えてくれたんで、勇気を与えられるようなプレーがしたいです」

憧れのプレー「守備の時に、球際の打球をダイビングキャッチがしたい」

 7月14日の試合、レフトを任されたのは1年生の福井。松田はランナーコーチを担いました。チームを支えながら、自らの出場も諦めません。4点ビハインドで迎えた9回表、高松桜井の守備。

(実況)
「レフト線あがった!1年生福井!飛び込んだ!」

 松田の思いが乗り移ったように、1年生が全力プレーを見せます。

(高松桜井 3年/松田有己 選手)
「3年生の気持ちを背負ってダイビングしてくれたと思います。きょうの経験を糧にして来年、再来年は絶対に捕ってくれるように期待してます」

 そして、9回裏ツーアウト。打席に立ったのは……代打、松田!最後の夏の思い切ったスイングは、松田に大切なものを残しました。

(高松桜井 3年/松田有己 選手)
「もう野球はできないと思って苦しかったんですけど、最後の打席で思いっきりバットを振れたことが、乗り越えて良かったと思える最高の成果だったと思います」

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