夏の高校野球・岡山大会では20日、ベスト4をかけた戦いが始まりました。準々決勝、第2試合では総社南が就実と対戦。
総社南はショートを守るキャプテンが攻守の要です。
春に続きベスト4を目指す総社南。キャプテンを務める田中健ノ介は人望が厚く、チームの攻守の要です。
4回。総社南はツーアウト満塁のピンチを迎えます。すかさず田中がマウンドへ駆け寄りピッチャーに声をかけます。
続くバッターは就実の5番、新田。走者一掃のタイムリーツーベース。点差を広げられます。
追い上げたい総社南は5回。ランナーを1塁に置いて田中!
(実況)
「レフトへ。大きいぞ、レフト取れない。総社南1点を返します」
しかし、総社南はその後も点を奪われる苦しい展開。ピンチを迎えるたびに田中はマウンドへ行きピッチャーを鼓舞します。さらに田中は守備でも素晴らしいプレーでチームを引っ張り続けました。
就実打線を抑えられなかった総社南、ベスト4進出はなりませんでした。【就実 8-2 総社南】
(総社南/田中健ノ介 主将)
「何にも代えられないいい思い出ができましたし、最高の仲間と出会えて最高でした」