21日の夏の高校野球・香川大会。2020年、夏の独自大会を制した尽誠学園。主将の岡本は苦しい時にこそ仲間を支えるリーダーシップで夏の頂点を目指します。
尽誠学園のキャプテン岡本佳樹は、謙虚な姿勢でチームをまとめてきました。
(尽誠学園/岡本佳樹 主将)
「春(の香川大会)に関しては1回戦で負けてしまってるんで、挑戦者としてこの大会は望んで絶対優勝するって決めてるんで、大一番なんですけど、練習のいつも通りやっていって絶対勝ちたいと思います」
今年の夏も香川の頂点へ!
尽誠は序盤からシード1位の英明にリードを許します。
6回表、満塁のピンチを迎え、マウンドを引き継いだのは2年生の車。すると、キャプテンの岡本は1球投げるたびに車に声を掛け続けました。
(尽誠学園/岡本佳樹 主将)
「ピンチはすごいプレッシャーが掛かってくる場面だと思うんで、コントロールが定まっていなかったんで、やっぱりそこは3年生が支えてあげないといけないなと」
9回、ランナー3塁のピンチの中、岡本が落ち着いた守備を見せ最後の攻撃に望みをつなぎます。そして9回裏、ランナーを3塁において打席には岡本。最後まで諦めずに戦い抜きました。【英明 5-1 尽誠学園】
チーム、そして後輩を常に気にかけてきた主将の背中を見せた夏でした。
(尽誠学園/岡本佳樹 主将)
「支える側も支えられる側も一体となっていけたら、秋の大会もあるんで、そこでも絶対勝ち抜いていってくれると思います。そういう姿を見てくれてたと思うんで、受け継いでいってくれたらいいな」