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笠田 チームを支えた"野球女子"に「最後の夏の贈り物」 夏の高校野球・香川大会【甲子園へのキセキ】

 最後の夏を終えた選手の物語です。
 夏の高校野球・香川大会、笠田の大矢未來さんは小学生の時から野球に打ち込んできた野球女子。規定で公式戦への出場はできませんでしたが、最後の夏のグラウンドできらめく瞬間が待っていました。

 真剣なまなざしで試合を見つめるユニフォーム姿の記録員。笠田の大矢未來さんは自身も男子選手と一緒に白球を追いかけてきました。

 大矢さんが野球を始めたのは小学1年生の時。きっかけはいとことのキャッチボールでした。

(笠田/大矢未來さん[3年])
「ボールを取る感触が良かった。自分は野球が好きやから、男子の中でもずっと続けたいと思っていました」

 高野連の規定で女子選手は公式戦に出場することができません。それでも大矢さんは選手として野球部に入り、じん帯を痛めても練習を続けてきました。

 そして、最後の夏……。

(笠田/大矢未來さん[3年])
「みんなと一緒にグラウンドで戦うことはできないけど、ベンチからしっかりサポートを頑張りたい」

憧れ続けた「仲間とのグラウンド」に――

 笠田、初戦の相手は高松商。シード相手にグラウンドで懸命に戦う仲間を大矢さんは支えました。最後までベンチから。【高松商14-0笠田】

(笠田/大矢未來さん[3年])
「負けたのは悔しかったけど、みんなと3年間一生懸命戦えたので楽しかったです」

 仲間と共に戦えた喜び。そんな大矢さんに特別な瞬間が待っていました。

(球場アナウンス)
「ただ今より、香川県立笠田高等学校・大矢未來選手の投球セレモニーを行います」

 高校野球を3年間続けた大矢さんに、香川県高野連からの最後の夏の贈り物。大矢さんは憧れ続けた「仲間とのグラウンド」に立ちました。

(笠田/大矢未來さん[3年])
「3年間試合に1回も出たことがなくてとても緊張したんですけど、最後たった一球でも楽しめて投げられたのでよかった。きょうが一番の思い出になったと思います」

高校野球は「一番楽しい思い出」

(笠田/土井由喜 監督)
「1学期ご苦労さん。1学期は頑張ったの。俺からしたらみんな頑張ってくれたと思う。大矢さんも最後1球投げられて3年間をぶつけられてよかったの」

 最後の夏を終えてから約1週間。高校生活で一番楽しかった高校野球とも別れの時……。

(笠田/大矢未來さん[3年])
「放課後とか毎日部活みんなと一緒にしていたんですけど、今は放課後学校終わったらすぐ帰るのでさみしいです」

 共に白球を追ったからこそ、心に残ったものがあります。

(笠田/大矢未來さん[3年])
「みんなと一緒に3年間一生懸命に練習できて楽しかったです。高校野球が終わっても一番楽しかったなぁって思います」

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