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受け継いだ“友情のグラブ”で最後の夏へ 高校野球香川大会 四国学院大香川西【甲子園へのキセキ】

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 高校野球香川大会、四国学院大香川西の寺崎主将には、公式戦の時にだけ使うグラブがあります。それは中学で野球をやめた友人から譲り受けたグラブ。思いをのせて共に戦います。

 四学香川西のショート・寺崎颯汰。最後の夏の大会で使うグラブは、小学生時代にチームメイトだった鈴君から譲り受けたものです。

 中学で野球をやめた鈴君がその思いとともに寺崎に受け渡しました。

(四学香川西/寺崎颯汰 主将)
「鈴君の思いも背負って、という感じがあります。軽くて手首も柔らかく使えるのでイレギュラーとかにも反応できる。このグローブのおかげで勝てたって言いたいです」

 寺崎主将が報告したいのはグラブと共につかんだ「夏の一勝」!

そして迎えた夏の高校野球香川大会

 四学香川西は15日の初戦。2回、ランナー1塁3塁のピンチを、寺崎の冷静な対応で切り抜ける場面がありました。
 どんなボールでも、堅実なグラブさばきをみせる寺崎。

(四学香川西/寺崎颯汰 主将)
「手前で少しイレギュラーしたんですけど、グラブが柔らかいおかげで軽く使えた」

 「夏の一勝」を伝えることはできなかったものの、鈴君の想いを支えに全力を出して戦った感謝の夏でした。

(四学香川西/寺崎颯汰 主将)
「負けてしまったんですけど、最後まで悔いなくできたっていう風に伝えて、グラブありがとうって伝えたいです」

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