高校野球・香川大会、飯山はこの夏を前に選手わずか8人と、大会出場には1人足りませんでした。唯一の3年生だった小原主将を最後の夏に輝かせるため現れたのは2人の助っ人でした。
飯山のキャプテン小原寛大。最後の夏を前にチームはわずか8人でした。
(飯山/小原寛大 主将)
「野球部が人数足らんくて大会に出られない」
大会出場をかなえるために現れたのは二人の助っ人。元サッカー部の入江真士と現役サッカー部の中津楓が加わりました。
(飯山/小原寛大 主将)
「2人は感謝してますし、野球の試合ができることに感謝してプレーできるようにがんばりたい」
野球ができることに感謝して最後の夏へ。
高松南との初戦。4点を追いかける飯山は3回、ランナー1塁3塁のチャンスにキャプテンの小原。サードゴロで1点を返しチームのムードを盛り上げます。
その裏の守備、さらに流れをもたらしたのは、助っ人の2人!まずはライト・中津!
(実況)
「ライトの左!助っ人の中津が走りながらつかみました!」
(飯山/中津楓 選手)
「みんなの声掛けでどんどん緊張がほぐれていって、そこがこのチームのいいところだと思うし、そのおかげでいいプレーができた」
4回の守備、センター入江もつづきます。
(実況)
「センターへ!入江が前に出てくる~!」
(飯山/入江真士 選手)
「いつも出来ていることができたので、よかったです」
2人の活躍にベンチにも笑顔があふれます。
直後の5回の攻撃、飯山はタイムリーなどで2点を返し、1点差まで詰め寄ります。
野球ができることに感謝。それも、最高の仲間とともに。小原は3年生3人で輝かせた「最後の夏」を終えました。
(飯山/入江真士 選手)
「部活を引退して授業が終わってすぐ帰って暇な時間を過ごすのよりも何百倍もいい経験ができた」
(飯山/中津楓 選手)
「悔いはないですし、本当にいままで生きてきた中でもいい経験になりました」
(飯山/小原寛大 主将)
「2人が来なかったら単独チームとして出られなかったので2人にはとても感謝しかないです」
Q.二人に伝えたいことは?
(飯山/小原寛大 主将)
「学校で一番大好きです」