23日午後8時から東京オリンピックの開会式です。バドミントン男子、香川県三豊市出身の桃田賢斗選手は25日に初戦を迎えます。いよいよ迎える大舞台を前に、小学生時代の恩師に話を聞きました。
バドミントン男子シングルス代表の桃田賢斗選手。現在世界ランキング1位とメダル獲得に期待がかかります。初戦は25日午後6時からアメリカ代表のティモシー・ラム選手との試合です。
(バドミントン男子シングルス/桃田賢斗 選手)
「良い試合をしたいっていう気持ちはあるんですけどやっぱり出るからには勝負にこだわって、結果でしか恩返し出来ないと思うのでそこはしっかりこだわりながら。あとは悔いの残らないようにプレーしたいなと思います」
(吉川和孝さん)
「相当緊張するんちがうかなぁ。だけど桃田の性格だったら意外と緊張しないかな」
こう語るのは小学生時代の桃田選手をバドミントンスクールで指導していた吉川和孝さん(70)です。
吉川さんは桃田選手には直接連絡せず、コーチに日々の様子を聞いて常に陰から見守っているそうです。
そんな吉川さんに桃田選手が小学6年生の時の映像を見てもらうと……。
(吉川和孝さん)
「小学校時代はそんなに、普通の子だから。ただ単に精神的に『向上心』。(Q.大人になった今でも?)そりゃすごいですよ」
持ち味の粘りのレシーブも小学生の頃から変わりません。
(桃田選手が小学6年生の時の映像)
「オリンピックに出て活躍したいです」
(吉川和孝さん)
「オリンピックって言うたな。このときからこういう考え方だったんだな~」
Q.教え子の活躍する姿はうれしい?
(吉川和孝さん)
「もうめちゃくちゃうれしいでしょ。僕としてはたまたま桃田賢斗という選手に巡り合えたかなと思うんですけど。みんなの力を借りて最高の成績で終わってほしいなぁとは思いますよね。まぁとにかく頑張ってほしい」