2021年で終戦から76年を迎えます。3日、香川県の戦没者追悼式が高松市で開かれました。
追悼式は新型コロナ対策のため人数を制限し、遺族ら約40人が参列しました。2020年に続き、国歌斉唱や児童による作文の朗読はありませんでした。
(追悼の辞/香川県遺族連合会・真鍋賢二 会長)
「今は私たち遺族も高齢となり、さまざまな思いを抱え、往時の悲しみ寂しさはふとした時にきのうのことのように思い出されます」
終戦から76年、戦後生まれの世代が増える中で戦争の体験と記憶の風化が危惧されています。
(兄と義理の父が戦死/秋山トヨ子さん[84])
「若い人に引き継いでいって、今があるっていうことを大事にしていかなければ。日本がまた絶対に戦争だけはあってはならないから」
香川県の戦没者は2020年から21人増えて3万7823人となりました。