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岡山県で制作された「選手の力を引き出すジーンズ」 BMXフリースタイル・パーク〈東京2020〉

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 東京オリンピック、自転車・BMXフリースタイル・パークの日本代表は男女1人ずつ。2人とも岡山にゆかりがあり、倉敷市児島地区で作られたジーンズを着用して競技を行いました。選手のパフォーマンスを最大限に引き出すために製作されたジーンズです。

 BMXフリースタイル・パークの日本代表選手が着用するジーンズの開発は2019年から始まりました。

(全日本フリースタイルBMX連盟/出口智嗣 理事長)
「アメリカチームはリーバイスが決まったそうです。そこに負けないものを日本では絶対作れるので」

 ジーンズを製作したのは、倉敷市児島に本社を置く「BLUE SAKURA(ブルーサクラ)」。BMXフリースタイル・パークの決勝が行われた8月1日、開発に携わった社員らが会社に集まりました。

(BLUE SAKURA/石橋秀次 社長)
「まさか僕らがオリンピックという選手の夢の舞台のお手伝いできるなんて思ってなかったんですけど、これをはいて活躍していただければ僕らも幸せです」

 日本選手用のジーンズには、新しく開発した厚みがありながらもストレッチ性が高い岡山県産の生地を使っています。

 その生地を、伸縮性があり強度が高い糸で縫製。さらに、リベットの代わりに日の丸をイメージした赤色の刺しゅうを取り入れるなど、耐久性と機能性に加えてファッション性を合わせ持ち、選手の力を最大限に引き出すジーンズです。

BMXフリースタイル・パーク決勝戦

(実況)
「行けるぞ水杜!笑顔でドロップイン、大池水杜の挑戦、このビッグスポットでバックフリップ」

 大技を盛り込んだ岡山市在住の大池水杜選手は7位。

(実況)
「自転車で夢を叶えて欲しいと思いを込めて輪夢と名付けられた、オリンピックで中村輪夢その夢を叶えるのか。360にダブルバースピン、そして720タックノーハンドトウバースピン、誰もやっていません」

 世界で唯一の技を連続して成功させた環太平洋大学の中村輪夢選手は、惜しくも5位に終わりました。

(BLUE SAKURA/石橋秀次 社長)
「帰ってきたら選手とはき心地とかそういうところを話し合って、改善していけるものは改善して、残すものは残して、物づくりに役立てていきたい」

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