岡山県総社市出身の原田のどか選手がいるソフトボール日本代表が金メダルを獲得しました。13年越しのオリンピック連覇、岡山勢17年ぶりの金メダルです。
東京オリンピックソフトボール日本代表は27日、決勝でアメリカと対戦しました。
0対0で迎えた3回。全試合スタメン出場している、総社市出身の原田の第2打席。
(実況)
「あああーっと」
右足にデッドボールを受けますが、すぐに走り出します。
(実況)
「すぐさま立ち上がり1塁に駆けだしていきます。元気ですからね、原田は。チームで一番元気ですよ」
(原田選手の同級生/北村舞子さん)
「原田らしいなと思いました」
応援しているのは原田の母校、岡山南高校ソフトボール部の同級生・北村舞子さんです。
(原田選手の同級生/北村舞子さん)
「高校時代もソフトボール部だけじゃなくて、いろんな部活動や学年から人気のある生徒だったので。自分の痛さよりチームのためを思った姿を見られたのは、原田らしいなと思いました」
ソフトボール部では原田がキャプテン、北村さんが副キャプテンでした。
2人が交わした“約束”
(原田選手の同級生/北村舞子さん)
「約束したと思います」
当時2人が約束したこと。原田は選手としてオリンピックで金メダル、北村さんは選手を支える管理栄養士になるという夢でした。
2014年、北村さんは夢を叶え岡山シーガルズの管理栄養士として選手をサポートしています。
(原田選手の同級生/北村舞子さん)
「自分の友人にトップレベルでプレーをしている選手がいることは励ましにもなるし、原田が頑張っているから自分も頑張ろうという気持ちにいつもさせてくれる」
日本は4回、5回に得点し2対0とリードします。
そして迎えた最終7回、バッターボックスには原田。原田選手が打った打球はセンター前へ。待望のヒットが出ます。
(原田選手の同級生/北村舞子さん)
「感動しました、すごかったです。鳥肌が立ちました、笑顔とか声掛けとか高校時代もそういう姿に自分たちも動かされてきたし、励まされてプレーしてきた、日本代表の一員として貢献してるんだなと思ったら胸いっぱいになって、最後はヒットも打てたのですごくうれしかったです」
試合は2対0で日本が勝利し、13年越しのオリンピック連覇、原田のどか選手は岡山勢として17年ぶりの金メダルです。
(岡山南高校 ソフトボール部 元監督/楢崎一美さん)
「ソフトボールが五輪が今度はない。その中でも、ソフトボールを目指している子どもたちは原田のプレーを忘れないで頑張っていけるのではないか。本当にいろんな意味でありがとうを伝えたい」
(高校時代のチームメイト)
「のん!金メダルおめでとう!」