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「家庭教育応援条例案」委員会で議論 2月定例議会で提案の見通し 岡山県議会

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 岡山県議会が制定に向けた準備を進めている「家庭教育応援条例案」。2万人以上の反対署名が寄せられる中、県議会の常任委員会で議員が14日、条例案について意見を交わしました。

 岡山県家庭教育応援条例案は社会全体で家庭教育を支えることを目指すもので、保護者の「役割」として、学び成長していくことや幼児期に重点を置いて家庭教育を行うことなどを求めています。

 この条例案に対し、「価値観の押し付けで、行政が家庭のあり方に介入するものだ」などとして県民の有志が制定に反対する約2万2000人分の署名を12日、議長らに提出しています。

 14日に開かれた県議会の文教委員会では、「家庭教育応援条例案」が議題に上がりました。発言したのは民主・県民クラブの委員1人で、「反対の署名を受け止める必要がある」などと話しました。

 環境文化保健福祉委員会では、共産党県議団と民主・県民クラブの委員が反対意見や条例案の修正を求めました。自民党岡山県議団の委員は「ぜひ条例を制定したい」と述べました。

(委員会を傍聴/署名を呼び掛けたデザイナー)
「まずは議論の少なさに驚きました。この条例を作ってほしくない、県民に押し付けてほしくないというのが一番、何よりも議会にお願いしたいし、署名の数、パブコメ(パブリックコメント)の数をもう一度見て向き合ってほしい」

(岡山県議会 文教委員会/福島恭子 委員長)
「反対の意見があるということに対して、ちょっと私たちの説明がまだ足りていないのかなということは反省して、皆さんにちゃんと説明させていただきたい」

 条例案は、2月定例県議会に文教委員長発議で提案される見通しです。

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