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体操・岡慎之助選手が五輪より高難度の技に挑戦 昔からの仲間とともに「国スポ」出場

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 パリオリンピックの体操男子で3つの金メダルを獲得した岡山市出身の岡慎之助選手が、国民スポーツ大会に岡山県代表として出場しました。

(記者リポート)
「岡選手のほか、岡山からはオリンピックの補欠だった土井陵輔選手らも出場し、“過去最強”とも言われる布陣で臨みます」

 これまでの国民体育大会、国体から名前を変え国民スポーツ大会、通称・国スポとなった今大会。

 体操成年男子の岡山県チームは選手5人のうち、岡、土井、柚木健大朗、藤尾拓海の4人がおかやまジュニア体操スクール出身です。

 後輩たちも岡山から応援に駆け付けました。

 オリンピック後、初演技の岡。最初の種目はゆかです。

 G難度の「リ・ジョンソン」。2025年からルール変更で技の数が減ることを見据え、オリンピックよりも難度を上げましたが惜しくもラインオーバー。この後も着地で手がついてしまうなど得点が伸びません。

 それでも岡は徐々に調子を上げ、得意の平行棒では高難度の演技構成をしっかりとまとめ15点台を叩き出します。

 岡の最後の種目はパリオリンピックで金メダルを獲得した鉄棒。新技としてF難度の「リューキン」に挑戦します。成功とはなりませんでしたが、最後の着地はピタリと止め会場から大きな拍手が送られました。

 岡山県チームは、土井がゆかでこの日の最高得点を出すと、今大会での引退を表明していた柚木が得意のつり輪でチームに貢献。

 昔からの仲間が中心となって戦い、5位で大会を終えました。

(柚木健大朗 選手[27])
「(岡選手は)昔はすごく小さかったのに今は頼もしくなって、本当に頼もしい仲間たちとできて良かった」

(土井陵輔 選手[22])
「昔の『おかジュニ』でやっていた慎之助はけっこう緊張してた。きょうはオリンピックの大きい山を越えて、すごくのびのびと、失敗したなかでもやっていたのですごいなと、大人になったと感じた」

(岡慎之助 選手[20])
「ミスが出ても誰かがカバーしていこうといういいチームだと思っていますし、『おかジュニ』として自分がもっと結果を出して、県にこれからも恩返ししたい」

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