まん延防止等重点措置の適用の申請をしなかった岡山県では19日、過去最多を大幅に上回る483人の感染が新たに確認されました。県は対策本部会議を開き、県立学校の部活動を原則停止することなどを決めました。
19日朝に開かれた県の対策本部会議です。岡山県では19日、過去最多の483人が新型コロナウイルスに感染していることが分かりました。
県によりますと、1月13日から17日までの新規感染者1060人のうち3割以上が10代以下です。また、1月に入ってすでに県内の学校で7件のクラスターが発生しています。
これを受け、県立学校の部活動については20日から、公式な大会を控えている部を除いて原則活動を停止します。
(岡山県/鍵本芳明 教育長)
「これから入試のシーズン。非常に危機感を持っている。ここは早め早めの対応としてまずは部活動から」
この決定に県立高校の生徒は――。
(ダンス部[2年生])
「今まで感染対策をしながら一生懸命練習をしてきたので、すごく悲しいです。」
(剣道部[2年生])
「昨日、選抜大会の延期の話を聞いて、モチベーションが下がらないようにみんなで頑張って気持ちを切り替えてと話をしていたので、どうなるか不安な面が心配です。」
一方で、岡山県は病床使用率が10.1%と低い水準であることから、まん延防止等重点措置の適用は要請していません。
(岡山県/伊原木隆太 知事)
「これからは急激に病床使用率が上がっていくことが想定されます。分かっていただいた上で行動に気を付けていただきたい」
伊原木知事は今後、県内だけでなく隣県の感染状況なども考慮しながら対応を検討したいとしています。
また、県内の宿泊施設の料金を割り引くなどする「おかやま旅応援割」について、県外在住者に加え県内在住者の新規予約も20日に停止します。